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​九州SS 2017

昔、ある民族がいました。その民族は豊富な資源を理由にねたまれ、独裁者を中心に迫害されました。それでも、戦いに打ち勝ち、やがて国家という大きな希望を手にします。さらなる困難にも一致団結して脅威を打ち砕きます。自らの手で、彼ら自身の未来を守ったのです。

一方で、別の民族は自らの領土を勝手に奪われました。しかも、全く別の宗教、言語を用いる侵略者に、です。別の民族は勇敢に戦いました。ですが、敗北し、より多くの領土を奪われました。昨日まで自分の土地だったのに、今では侵略者の土地です。

れが第一次中東戦争です。さて、皆さんどちらが正しいと思いますか?

今議題の第二次中東戦争は、第一次と本質が異なります。第二次中東戦争では脱植民地化の流れを食い止めたいイギリス・フランスの思惑が具現化したものとなっているからです。

一次中東戦争後、エジプトの大統領となったナセルが行った様々な改革の中でも一番の功績は「スエズ運河国有化」でしょう。当時、スエズ運河はエジプトにありながらも、植民地の名残でイギリスが所有していました。スエズ運河の国有化は、エジプトにとって真の植民地時代の終末を意味していました。

当時、脱植民地化を図ろうとしていた地域やまだ植民地であった国はこれを大いに評価します。なぜなら弱者であったアジア・アフリカ諸国の1つであった国が、強力な力を持ったイギリスに対してついに反旗を翻したからです。しかし、イギリスほどではありませんがスエズ運河の利権に関わり、同じような問題を自国の植民地に抱えていたフランスはこれに抵抗します。はじめは非軍事的な交渉でしたが時がたつにつれ、軍事的な動きになってきました。やられる前にやる。そういった考えがイスラエル国内で広がりつつありました。

 

 

結果的には第二次中東戦争が勃発してしまいました。エジプトの意見を重視するならばイギリス・フランス・イスラエルが当然、悪です。しかし、3ヶ国にしてみれば、国家の所有物を独断で奪った、あるいは、頻繁にテロ行為をしていたエジプトが当然ながら悪です。

 では皆さん、どちらに正義はあると思いますか?

宿泊先:

亀の井ホテル

〒874-0936

大分県別府市 中央町5-17

​📞0977-22-3301

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